【漢方通信6月号】梅雨の時期はご用心/頭痛、そして食欲減退など

query_builder 2022/06/02
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tyyu

6月の入梅頃から、身体不調に苦しむかたが増えます

それは「気象病(きしょうびょう)」とも呼ば れる、天候悪化をきっかけに起きる頭痛や、身体が病的に重く感じるなどの不調です


天候悪化で繰り返 す頭痛を、低気圧頭痛と呼ぶかたもあります

そういった不調は、多湿から起きています

(湿度を多く含 む大気が身体を覆い、脾肺に悪影響をおよぼし、体内循環をさまたげます)

むくみやすくなり、胃もた れもしやすくなります


天候悪化で起きる頭痛で、痛みが頭が上から押さえつけられるよう」「(何も していないのに)帽子をかぶっているようで、頭に重さを感じる」の状況なら、漢方薬・五苓散(ごれいさん)を服用してください


停滞物質(湿)を排除する薬で、頭痛(食欲減退も)を改善します

発痛時・発作時にだけ服用するのではなく、継続服用(1日3回)してください

エキス剤などを温湯で1週 間ほど服用すれば、改善のきざしが現れるでしょう


盛夏には、さらに多くのかたが悩む不調があります

それは、「食欲が湧かない」という不調です。そ うめん・冷奴(ひややっこ)・冷やし中華などあっさりした食事ばかりを選ぶことになりがち、多かれ少なかれ誰もが経験する状況でしょう


これも高湿度(高温も含め)が原因、高湿度が脾胃の活動を弱め食欲減退させます


食事が従来通りにとれないと、ひとの気力・活力はいちじるしく低下します


漢方的な見方では食欲減退も病であり、軽く扱うことは出来ません

ひとは、エネルギーと必要物質を、飲食物から得ています

食事が十分にとれない状態は、必要物の補給が出来ない危機的状況と捉えます


食欲減退 を自覚したら、漢方薬・藿香正気散(かっこうしょうきさん)を継続服用してください(温湯で服用)

3日ほどで、徐々に食欲が戻り始めるでしょう


食欲が戻れば、夏の疲労も重くなることはな いでしょう

藿香正気散は、抗菌に役立つ芳香生薬3種が配合されています

飲食物が傷みやすい高温が 続く環境で、胃腸をより良く守ってくれるでしょう

さわやかな秋の大気に変わるまで、継続服用してい ただきたいものです。(夏の高湿度では、脾胃が機能低下し、食欲減退します。秋冬の大気乾燥では、肺が機能低下し、カゼなど呼吸器疾患が増加します)


藿香正気散は、夏の急性胃腸炎(夏カゼと呼ばれることもある)にも用いてください

腹痛を和らげ、 下痢を抑えてくれます

胃腸炎回復後にも、少しの刺激で下痢が続くとき(漏れてしまうとき)、下痢止 めとして用いてください(温湯で服用)





         




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