【漢方通信10月号】生薬や薬膳・養生を身近に

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  薬剤師の冨山です。   

秋後半となり、中医学では涼燥の季節です。涼しくなってくると、冷えにより巡りが低下しやすくなることがあり、空気も乾燥する時期なので、身体が乾燥しやすくなってきます。

そんな涼燥の季節、今回は美肌についてお伝えします!  

秋冬に起こりやすい肌トラブル

①空気が乾燥することによる、肌・唇・髪の毛の乾燥。肌のかゆみ。

②寒さにより、気血の巡りが滞りやすくなり、しもやけや、肌ツヤがなくなる原因に。

また、秋冬に関係が深い五臓が、「肺」と「腎」なのですが、「肺」は乾燥による肌荒れに関連しやすく、

「腎」はシミ・しわ・黒ずみ・白髪・むくみなどと関連が大きいです。

年間を通して、「脾」(胃腸)も大切です。「脾」は栄養を吸収し、吸収した栄養を全身へ運ぶ役割をもつため、四肢や肌肉(筋肉や肉づきなど)を丈夫にします。そのため、肌のきめの粗さ・ツヤ・むくみ・小じわなどに関連します。               

                   〈参考〉 辰巳洋「薬膳の基本」緑書房


美肌のためにおすすめの過ごし方

・ 保湿・加湿を外からも行う

・ 身体を冷やさず温める(お風呂に浸かる、足首・ひざ下まで浸かる足浴なども)

・ 消化によい食べ物を摂る

避けた方がいいこと

・ 辛いものを食べ過ぎる・・・スパイスなどは身体を温めますが、乾かす性質があります。毎日摂るこ

 とは避ける、毎日摂る際は補陰の食材も一緒に摂る、量は控えめにするなど調節しながら食べるこ

 とがおすすめ。

・ 遅い時間の就寝・睡眠時間が短い・・・夜は陰の時間。夜睡眠をとることで陰(潤い)を補います。  

 23時、遅くとも24時には就寝が理想です。

・ 食べすぎ飲みすぎない・・・食べすぎたり、飲みすぎたら次の日は調整を。


この時期おすすめの美肌食材や生薬例

陰(潤い)を補う

食材(「平」の性質のものを記載) : 白きくらげ、ひまわりの種、黒ごま、白ごま、アスパラガス、豚肉、

チーズ、イノシシの肉、牛乳、ホタテ、アワビ、すっぽん、クコの実  生薬:黄精、麦門冬

血(栄養・血液・ホルモンなど)を補う

食材: ライチ、豚レバー、赤貝、ニンジン、落花生、豚のハツ、豚足、イカ

生薬:竜眼肉、当帰、熟地黄、阿膠(あきょう)、白芍、何首烏(かしゅう)

気を補い胃腸も助ける

食材:米、オートミール、カボチャ、インゲン、長芋、じゃがいも、カリフラワー、栗、鶏肉、

       牛肉、太刀魚、スズキ   生薬:大棗、黄耆、高麗人参(オタネニンジン、紅参など)


美肌のための面白い食材

皂角米(アカシアの実)少しもちっとした食感。豆のようにサヤに入っています。乳白色の実。

  アミノ酸、植物性コラーゲン豊富!

桃膠桃の木の樹液。植物系のコラーゲンを含む。ゼリーのような食感。血の巡りをよくするので、

妊娠中は控えて下さい。白きくらげや棗、枸杞の実、氷砂糖などと一緒に煮込むスイーツもおすすめ。

珍珠粉 真珠の粉。肌にもよいだけでなく、目の疲れなどにもおすすめ!

アカシアの実と桃膠は、日本でも台湾カフェなどで取り扱っていらっしゃることがあります。珍珠粉はスイーツなどに一緒に使うこともできますし、目や肌に対する目的で使用されている商品もあります。今回、美肌がテーマでしたので、韓国はどうなのだろうと聞いたり簡単に調べてみたところ、キムチの他、野菜や果物を摂る量が日本よりはる多いそうで、豚足や鶏の足などの美容食材も日常的にあるそうです。食生活や習慣の違いも美容に関係するものだと学びにんありました。他にもこういう食材や習慣があるよ、などご存知の方は、ぜひお教えください^^
 

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