【漢方通信2月号】生薬や薬膳・養生を身近に
飲み物の薬膳的性質
飲み物も、食べ物同様に熱を冷ますもの、温めるものと分類することができます。
例として簡単にですが、
①緑茶・・・ 冷ます性質があるので、夏におすすめ ②ウーロン茶・・・平性(温めも冷ましもしすぎない)
③紅茶→ 温める性質があるので、冬や冷房で冷えるときにおすすめ
お茶の色自体も黄色や緑のものは涼性、発酵していたり焙じたりしているものや、色が濃いものは温める性質のものが多いです。
今回ご紹介するココアも温性の飲み物です。ココアは論文でも、身体を温めそれを維持するという記載があります。
※性質の記載は、教材や資料により異なることがあります。
ココアと合わせたスパイス(参考)
1)八角(大茴香)0.8g
2)カルダモン 5粒
3)クローブ(丁子)0.6g
4)シナモンスティック 1/2本
5)陳皮 1.2g
6)乾姜 1.2g
今回は純ココアを使用し、砂糖も使用せず作成しました。作成手順は、純ココアのパッケージに記載の方法にて、そのままココアと一緒に入れ、煮出した後、濾して作成。
・ 純ココア ティースプーン大盛4杯(約10g)
・ 牛乳 約240ml
★上記の量であれば、カルダモンやクローブなど爽やかなものが多いこともあり、シナモンの風味は感じにくかったです。
★半量(カルダモンは2粒)で、お茶パックに入れ煮出した際は、ほんのりスパイスが香る量でした。
★煮出さずにパウダーを1種類ずつふりかけてみる方法も試しましたが、パウダーですと好みの味に調節しやすいかと思います。また、クローブパウダーは結構強めに感じるので、少なめがよいなと思いました。
今回は試せませんでしたが、山椒も合わせてみたいところです。
スパイスと生薬 ※()カッコ内は生薬名です
スパイスによっては生薬となるものもあり、生薬としてはどのような役割があるかご紹介です。
①みかんの皮(陳皮)・・・胃腸の動きを助けたり、炎症を抑える、気持ちを落ち着けるような役割を持つ。
②シナモン(桂皮) ・・・血管を広げることで血行をよくするのを助ける。抗菌・解熱・鎮痙なども。
③生姜・・ 吐き気をやわらげたり、解熱・鎮痛も。風邪の時にすりおろしたショウガもよく用いられます。
④丁子(クローブ) ・・・冷えからくる胃腸の不調、殺菌など。
⑤八角(大茴香) ・・・胃の働きを助け、痛みを和らげるような役割。
内側から温めて、気の流れ(リラックス)を助けるような役割があるものが多いです。
こちらに記載のスパイスは、一心堂薬局でも販売しております。(お取り寄せ品含む)
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