【漢方通信4月号】生薬や薬膳・養生を身近に

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薬剤師の冨山です。4/17~5/4は春土用です。

今回は土用について記載したいと思います。


土用について

土用とは、立春・立夏・立秋・立冬の直前、約18日間のことを指します。 陰陽五行説では、「木・火・土・金・水」に合わせて考え、木=春、火=夏、金=秋、水=冬に割り当てられま す。そのうち、土は季節の変わり目である土用に割り当てられます。 土用の期間に身体を整えておくことで、次の季節も不調少なく過ごすことができると考えます。


脾(胃腸)の働き

上記の考え方より、梅雨や土用は胃腸を労わることが大事です。

中医学では、胃腸の働きとして、

①脾は運化を主る・気血を生み出す源

1)水穀の運化→ 飲食物を消化・吸収し、得られたエネルギーや栄養を身体全体に運ぶ。

2)水湿の運化→ 体内に必要な水分を全身の各組織器官へと輸送するとともに、余分な水分の 代謝にも関わる。

②脾は統血を主る→ 正常な状態では血が外に漏れ出ることはないですが、これは中医学では脾 気が関連すると考えます。

③脾は筋肉・四肢と関係が深い→ 胃腸の調子が低下することで、エネルギーや栄養が送りにくく なり、筋力も低下すると考えます。筋力について分かりやすいのが、四肢なので(脱力など) 脾は筋肉や四肢と関係が深いと考えます。

④脾は口に開竅する→ 胃腸の状態は、味覚、食欲、口内炎、口の中の状態などから診ます。

〈参考〉小金井信宏「中医学ってなんだろう」東洋学術出版


おすすめ養生例

1) 和食中心で 、消化によいものを摂取 ⇒土用の時期は意識的に胃腸を休める日を作ってみられることもおすすめ。 ・ 消化によい食事を意識してみる。(お粥や和食中心の食事) ・ 1食抜いてみる。(朝遅めの時間と夕方の2食など)お体の調子をみながらされてみてください。 2) なるべく温かい飲食物を摂取する ⇒冷たいものを摂取した後は、温かいものを摂るなどしてバランスをとっていただくのがおすすめ。 3) 一口50~60回咀嚼を目安に 4) 、よく噛んで食事を摂る 腹八分目の食事量で、食べ過ぎない 特に胃は余分な水分に弱いです。飲みすぎない、食べ過ぎない、冷やしすぎないこと大切です。


胃腸の養生におすすめ食材

◎食べ過ぎた時のおすすめ 消食類:麦芽、カブ、大根、オクラ、山査子 消食類は食べ過ぎ、もたれ、げっぷ、胸やけ、吐き気のあるときなどに用いることがおすすめ。食べ 過ぎた翌日の調整や、調子の優れない日が多い場合は、数日間は意識して摂っていただくのが良い です。山査子は、山査子スティックなどもありますが、糖分も多いので量は控えめに。 糖分を摂りすぎても胃腸に負担がかかります。山査子のドライフルーツが個人的にはおすすめです。

◎旬の食材 空豆 胃腸の働きを助け、余分な水分を減らしたり、胃腸の元気を補う助けになります。




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